歯を白くする食べ物の真実

食べ物とホワイトニング
巷で「歯を白くする食べ物」が多数紹介されてます。
しかしながら、食べ物で歯が白くなるんでしょうか?
ホワイトニング商品の歯磨き粉の成分を見ても食物成分は見られないような。
そこで、私が歯を白くする食べ物の全容を解明した2つの真実。参考にしてください。
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1.二つの真実
真実1:「歯を白くする」ではなく「着色を防ぐ・落とす」
以下は食事による咀嚼により歯の色素沈着防止や色素を落とす効果がある食べ物です。
りんご、イチゴ、なつめ、梅、トマト、梨
成分「リンゴ酸」は歯の色素や黄ばみを防ぐ効果があります。
さらに、口臭対策で有名ななた豆の薬効である殺菌・抗炎症作用、血行促進により胃腸の回復、また抗アレルギー作用もあります。
忙しい仕事、急な運動などにより体内に発生する乳酸を分解するため、疲労回復にも効果があります。
ただし、欠点であるビタミンCを破壊する力があるので過剰摂取には注意してください
きくらげ、ひじき、切干し大根、ごぼう
成分「食物繊維」を多く含む食べ物です。
噛めば噛むほど、食物繊維の繊維質が歯を掃除(歯に付着する歯垢を抑制)するので色素沈着を防ぎます。
さらに、食物繊維はみなさんご存じのとおり、排便促進や有害物質やナトリウムの体外排出に活躍します。
パパイヤ、キウイ、パイナップル
成分「パパイン」が歯に付着した汚れを取ると言われています。
ただし、熟したパパイアには「パパイン」はほとんど含まれていませんの注意してください
真実2:「歯を白くする」ではなく「歯を守る」
歯が細菌に攻撃され、エナメル質が腐蝕し、黄色の象牙質が表面に現れることにより、黄ばみを見ることができます。
以下は歯の攻撃に対する防御効果が高い、健全な歯に必要な栄養素がある食べ物を紹介します。
ごま
固い性質なので、噛むほどに歯垢の付着を防ぎます。
玉ねぎ
虫歯菌を含め殺菌・殺虫効果があります。また血液サラサラ効果、血糖を低下させる糖尿病予防は有名ですね
さらに、虫歯に玉ねぎおろしをいれると痛みが止まる効果もあるそうです。
しいたけ
きのこ類の多糖類による虫歯菌の抑制が学会発表されてます。
ブロッコリー
成分「鉄」が酸に強いバリアのような膜をつくるので、エナメル質を守る効果があります。
人参
成分「ビタミンA」が不足すると、エナメル質の再形成を正しく行うことができません。
鮭
歯の栄養素に必要な成分「ビタミンD」と「カルシウム」を多く含みます。これらが不足すると、歯の再石灰化が不十分になります。
2.歯を白くする食べ物の結論
食べ物をいろいろ調査しましたが、「歯を白くする」ではなく、エナメル質の着色を防ぐ、エナメル質への防御が主眼であることがわかりました。
2-1.歯に必要な栄養素
成分 | 必要な理由 | 不足した場合 |
---|---|---|
カルシウム、リンのフッ化物 | 最重要なハイドロキシアパタイトの結晶を生成 | 歯の再石灰化が不十分となる |
ビタミンA | 細胞骨格を形成するケラチンの生成 | エナメル質形成不全症を発症 |
ビタミンC | 骨・軟骨を構成するコラーゲンを生成 | 歯の再石灰化が不十分となる |
ビタミンD | 血中濃度の安定 | 歯の再石灰化が不十分となる |
上記の成分を含む食べ物を摂取することにより歯の着色防止だけでなく、歯を守る効果もあります。
歯磨きをする場合、食事後30分以降に実施します。理由は、食事による口内酸化による脱灰が始まり、唾液により中和され、エナメル質の再石灰化が始まります。
ただし、時間がかかります。この間に歯磨きをすると、再石灰化がなされず、エナメル質が薄く弱くなります。
歯の着色を防ぐ、守る食べ物を紹介しました。でも、大事な事はバランスよく食べることです。
食べ物も大切ですが、やっぱり歯磨きは大事です。
市販の歯磨き粉(虫歯、歯周病予防)と違い、黄ばみを取る・防止する効果に力をいれている歯磨き粉をあなたに紹介します。
⇒あなただって簡単に自宅で歯を白くできる、おすすめ歯磨き粉5選はコチラ
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたの参考になれば幸いです。